去年の今頃何をしていたかシリーズ。

”大しておいしくもない伸びたそうめんをおいしく食べていた”
麺がビロビロぶよぶよで明らかに茹ですぎ感があったとしても。
到底考えられないコスパの悪さゆえにぼったくりだと思っていても。
それを”おいしく”いただいていた。その心は?
そうめんはエンタメと清涼感を足せば、料理としての美味さはさほど重要ではない季節の食べ物である、ということ。
柔麺(そうめんを温かい出汁につけて頂くアレ)の完成度を高めて美味しくしたとしても、家庭のグラス鉢に氷水を用意して高級な素麺をほどいて冷たくいただいたとしても、このエンタメと清涼感を足すという地獄のチートには簡単には勝てないのである。
美食家には承服しかねる美食?はここにあると思います。
人間、雰囲気や季節感や楽しさって大事です。