「モノ漫談」カテゴリーアーカイブ

200914 官能すべし滅びの美学

だったら終焉も堪能したら?と思うのです。

”何故それを持つのか?”

その哲学に基づけば、自分の買い物なんて筋書き通りのそれであり、そのプロセスの悩みなど贅沢な作業に過ぎない、と、ザキは思うのです。

要するに、モノが欲しいと思うには、必ず論理的あるいは情緒的な条件設定が発生し、それに基づき買い物をするのだから、「どれにしようかな~」なんて悩んでいるプロセスなぞ「無意味な作業」であり、なおかつ買い物が楽しいと思う人はその無意味な作業と思えるもので快感を得ている、と思う。

ザキのカメラ選びなんて、
 ・ レンズは必要に応じて替えたい
 ・ ここぞって時にミラーのバタバタが大嫌い
 ・ 起動性能第一でセンサーの大きさは程々でいい
 ・ 重さは気にしないが大きさは気にする
 ・ パナソニックが嫌いでソニーが好き
 ・ 撮りたいものはある程度全部撮りたい
という御大層な論理に基づくものである。
なので、MFTオリンパスかソニーαに落ち着くわけである。

然るに。

カミさんがワイに対して「カメラ更新していいよ♡」などと甘言をのたもうても特に必要性は感じていないので「今は、いいや」としか答えない。

ミラーのあのバタバタ感がないととか手触りやホールド感が大事とか塊魂とかペンタにこだわりがとか所有する官能とか、日常のメディアで目にすると「カメラを持つためにカメラを買うのか?」と自分に問うてしまう。人がそう思えば、気にしぃのザキは悩むのだ。

でも結局、絵筆の代わりにカメラを持つ自分には、撮りたいもののためにカメラを買うのであって。

残念ながらオリンパスがカメラを手放してしまったけど、オリンパスのために買っていたわけでもなく、オリンパスのカメラがたまたま条件に合致しただけであったので、残念な気はするけど、悲観してシステム全部手放したり、急遽マウント替えなどを検討したりする理由はないのである。

まぁ、それでも終わってしまうのであれば、カメラが壊れて使えなくなるその瞬間すら楽しんでしまってもいいのではないだろうか?

だらだら言ったけど要するに、オリンパスのカメラを使うのは合理的な理由であり手元のシステムがほぼ完成しているから、オリンパスがカメラ事業を手放しても、ザキは悲観したりじたばたせずに、手持ちのマシンが壊れるまで楽しんで使いますよっと、そういう話。

さよなら、オリンパスのカメラ

まぁ、ずいぶん時間が経ってしまいましたが、オリンパスがカメラ事業を切り離してJIPに事業譲渡しちゃうぜみたいなニュースが6月24日にございました。6月23日生まれのザキとしてはとんだ誕生日サプライズみたいなもんでしたね。

当たり前ですが、ヘビーオリンパスユーザーのザキにとっても極めて衝撃的なニュースでした。が、一方で衝撃的とは言いながら、前振りみたいなことは何度もあったわけですし、それに何よりずーっと前から赤字を垂れ流し放題みたいな感じだったわけですから、この結果は当然のことよねと、わかってたかのような感じがするワイもそこにいるわけなのでございます。

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大津島でNikonのZを試す

皆さんご機嫌よう。

例によって大津島に行ってきたのが10月の20日だったのですが、
鬼カメラ店の企画で、
Nikonラヴっちゅう先生の講習で、
しかもNikon協賛ときたら、
アレを使え!っつーことで半ばゴリ押し的な感じで
アレを貸してもらったとですタイ。

そうよ!そのまさかよ!

そう、そのまさかよ!

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柾甕~まさかのかめら~

皆さんごきげんよう。
最近またカメラ買いました。

そういえば、最近NikonZ50が発表されましたし、
その記事を書いたのが昨日の今日ですし、
意表ついて今日もE-M5Mk3の発表でしたし。

も、ももも、
もしかして・・・っ!!!

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NIkoN Z50…好き?

そういえば、気がつけばNikon Z50出てましたね。

ニコンから小型軽量なAPS-Cミラーレスカメラ「Z 50」登場
上級者のサブカメラとしても写真家が速報(実写あり)

10月10日、ニコンから「Z 50」が発表された。本機は、その名の通りニコンのミラーレスカメラ「Z」シリーズのニューモデルとなる。Z 7、Z 6がニコン初のフルサイズミラーレスカメラとして2018年に登場し大きな話題となったが、Z 50はニコン初の“DXフォーマット”ミラーレスカメラとなっている。
(以下略)

https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1210212.html

もう6日経ってるんですね。(遠い目)

①世に座すNikonユーザー
②カメラに頓着しないスーパー初心者がNikon信者か量販店の販売員に勧められるがままに買う
それ以外に訴求するもんはないかな、と。

まぁ、でも一定数の人は買うんでしょうし、
どのみちクセカメラ・クセレンズ大好きザキさんの
カメラでないのは間違い無いです。

理由はいっぱいあるのですが、
大きいマウントの意味がないしかっちょ悪いし
しかも世に多くあるAPS-C ミラーレスのどれにも
Nikonである以外に誇り勝る箇所が無い

に尽きると思います。

ご覧ください。

なんというか、大きなNikon1V2ですね。

コンパクトにって表題の割には、やっぱり
マウントがでっかすぎてデザイン的に苦しいですね。
あと、大きなNikon 1V2って感じのイヤくささ。
レンズもそうなることはわかっていましたが、
コンデジのような先細り感が出ますね。

正面はやっぱりいつものあんな感じですね。

そして、いつものNikonのあんな感じのグリップですね。
持ちやすいんでしょうけど赤いアレがついたアレです。
そして、なぜかIBISなし!なんで?
Nikon Z自慢のS-Lineレンズには殆どVR付いてないのに
この仕打ちは一体なんなのさ!?って思うんです。
まぁ、今までNikonの一眼レフで鳴らした人には
VRの有無などどうということはない!
んでしょうけど…

そんでもって、こいつは一眼レフでいえばD7500クラス
なんですってね。そいつはすげぇやw
以上。他は別に、よそのAPS-Cミラーレス以下っつーか、
飛び抜けたところはスペック上ないですよね。
まぁ、スペックでは出てこない良さがある!
というのがおそらくNikon党の言なんでしょうけど。

まぁ、くどくど言ったんですけど要するに、

  • まさかのIBIS無し
  • やっぱりAPS-C にZマウントは太すぎ
  • なんら新機軸無し

これだけで誰にも勧めにくいっつーか、
そもそも誰をみて作っているのかっつーか、
よー判らん、そんな感じですね。
D7500クラスなら、SDダブルスロットとか
Z6/7と共通のバッテリーとか、Nikon-Logとか
そういうのがあっても良さそうなんですが、
そうでもないってのがより何ともいえない感を
大いに醸してますね。

これではNikon党員がやせ我慢して使うだけの
カメラでしかないような気がしますね。

まぁ、次で頑張ってください。
それでもザキのカメラじゃないんでしょうけど。

死すべくして死す!東芝PC

皆さんごきげんよう。

東芝がPC事業をSHARPに売っぱらいましたね。
40億ぐらいで買い納めたんですってね。

まぁ、買い納めたのがSHARPだったのは非常に
驚きですが、東芝がPC事業から手を引くのは時間の
問題で、原発事業での壮大なズッコケがあったから
少しだけ早まったかなという感じですね。

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RX100Mark6なんですってね!

皆さんごきげんよう。

そういえば、昨日の深夜にUKでRX100Mark6が発表されて
いましたね。RX100M5が出てから久しいので、もうそろそろ
とは思っていましたが、やっぱり来ましたという感じですね。

なんというか、ぱっと見あんまり変わってないねというのが
印象ですが、それはRX100M3からずっと変わっていないので、
今更という感じですね。露骨に変わったのはM2→M3の時ぐらい
でしょうか。

SONY UKのサイトからがめて来た情報から、基本的な数字や
ポイントを摘まみ取るとざっとこんな感じです。

  • 24-70mm → 24-200mmに望遠端がかなり伸びた。
    しかし、F値は1段チョイ暗くなった。
  • 厚みが1.6mm増えただけ。でもレンズはかなり繰り出す。
  • 像面位相差AFなのはM5を継承
  • 1インチ20.1MPxl積層型裏面照射はM5とだいたい同じ。
    (もしかしたら何かしら変更がなされているのかも?)
  • 4K HDR撮影に対応した。4K30PまでなのはM5と一緒。
    Hybrid Log GammaとS-Log3がピクチャープロファイルに
    追加されている。M5はS-Log2まで。

とまぁこんな感じ。

しかし、これに現れていないイイねポイントがあって、

  • ポップアップEVFの引き出し・収納が簡単になった。
    (M5までは引き出し、押し戻し操作が必要だった)
  • 液晶がタッチになった。

M5もタッチ液晶じゃなかったっけ?と思っていたらそうでも
なかったんですよね。今時の若い人はタッチ液晶が当たり前だと
思っている人も中には居るらしいので、スマホで十分と思って
いたけど物足りない・・・というパイを奪いに行くのであれば
順当な搭載だと思いますの。

あと、あのEVFの面倒臭さが解消されたのはイイですね!

当初は、RX10M2がF2.8通しで24-200mmをカバーする
から無理してこのサイズにねじ込まなくてもとも思った
のですが、よくよく考えればRX10系のデカさは半端ない
ので、アレに手が出なかった人には朗報ですよね。

PanasonicもTX1で25-250mmをできているんだから、
SONYだってやってみようと思うだろうし、何より
24-70mmでOKだからもっと明るさを欲しがる人間は
相当なマニアぐらいなので、多くの人が求めそうな
望遠端をあのサイズの中で伸ばして来たと思われます。

まぁ、「標準域に明るさを!というマニアはM5へどうぞ」
ということなのでしょうね。

どのみちザキさんにとってはこれは僕のカメラじゃないので
スルーですが、かつてNikon様が出そうとしたDL18-50のように
広角に振ったレンズ構成だったらやばかったかもしれません。
まぁ尤も、この手のコンデジにそんな広角を求める人間は
全世界のパイの中では超マイナーでしょうから、出る見込みは
薄そうですね。コンデジ自体の需要は下がりまくりですし。

Noctって、何だよ…

そういえばの話。

本来ならあんまり興味のない話ですが、Nikon先生が
”Noct”の商標登録をなされたそうですね。
定番サイトでもニュースになっていて、世のNikon等の叔父様方が
にわかに色めき立つ感じではないんでしょうかね。

Noct Nikkorの名前は知っていましたが、改めてググってみると
「AI Noct Nikkor 58mm F1.2」とか出てきますね。

個人的には、これからフルサイズミラーレスを周回遅れで
投入して頑張る予定のNikon先生が、そのミラーレス導入時に
そんな色物レンズ出してる余裕があるのか非常に疑問です。

今年当該ミラーレスが出たとして、普通に6年後(SONYの100mm STFがそんぐらいかかった)、頑張って3年後ですかね。

DLやKeyMissionの顛末を鑑みると、フルサイズミラーレスは
ラウンチでも問題を起こしそうで、そんな余裕が無さげな気が
しますが、これはザキさんのバイアス付き妄想ということで。

SONYはレンズナイナイ、レスポンス遅い遅い、使いにくいで
ボロカスな言われようでしたけど、安定安心のNikon先生なら
そういう面白いことは無いと思います。

NikonのNoct復活か?で色めく世界を放置して、ザキさんは
COSINAのNoktonで遊び倒しています。

OLYMPUS CORPORATION E-M1MarkII (42.5mm, f/0.95, 1/50 sec, ISO800)
盛大に出たって良いじゃないか、パープルフリンジ。

ですがNoktonシリーズは押し並べて、解放だと強光源が盛大に
パプります。MFだし、そもそもマイクロフォーサーズ用の
レンズなので機種を選びます。

だとしても、最近のレンズはパープルフリンジが出にくいので、
開放でのパープルフリンジも味として見ています。

OLYMPUS CORPORATION E-M1MarkII (42.5mm, f/0.95, 1/15 sec, ISO800)
Nocturneて夜想曲って意味なんじゃなかったでしたっけ?

ちょっと絞るだけで光芒が出るので、明るさとシャープな光芒が
両立できて、これもまた良し。Noctではありませんがね。

グッバイEOS-1V!

皆さん御機嫌よう。

EOS-1Vが生産終了ですってね。

これでキヤノンが販売するフィルムカメラは全滅した訳ですが、
EOS-1vは2002年からずっと売られていていた訳ですから、
そら末恐ろしい話ですわね。

一方で、2002年から16年も全力放置されていた訳ですから、
それもそれで末恐ろしい話ですわね。

とは言え、価格コムにはいまだに売っている店の登録がある訳
ですし、ニコンのFM10はまだ売られているし、常識はずれの
値段でライカ先生が売ってくれたりもする訳ですし、パイが
まるっ気しなくなるわけではないですよね。

それにほら。

OLYMPUS IMAGING CORP. E-M1 (25mm, f/4, 1/80 sec, ISO500)
しかも実用品です。

うちには現役がおられますので、それで十分です。
ここぞを逃したらダメな時はデジタルで、ほんわか感を
残したい時はやっぱフィルムかもしれませんね。

なんだかんだでオリジナルが残りますし、1枚に掛ける
エネルギー量が尋常じゃないですしね。金も掛かりますが。