「m4/3マウント」カテゴリーアーカイブ

210308Alt 没写真の解説⑥

⑤で述べたように、トクヤマの徳山工場・南陽工場は初心者でも面白いぐらいにイカした写真が撮りやすいが、それには理由がある。

その理由をひっくり返して言えば、出光興産、東ソー、日鉄ステンレス、トクヤマ東工場はすごく撮りにくい。

その工場をうまく思い通りに撮ろうとすれば、

1.中に入る

堂々と中に入って撮る!もちろん捕まる。

2.山や建物に登って上から超望遠で狙う

出光だろうが東ソーだろうが、山からの超望遠ではなすすべがない。永源山公園や太華山、とおの山展望台から400~800mmのバズーカで狙えばイチコロ!でもやれるもんならやってみろ!最近クマも出るし、見えてはダメなものも見えちゃうぞ!

工場って見方によっては「城塞」みたいですよね。

3.海側から狙う

去年一昨年と工場夜景の日だけ船が出て、海から工場を狙うことが出来た。これなら山側から狙っても味気ない東ソーも、すごーく良い感じの写真が撮れる!(出光はそうでもない)
ただし、年に1回あるかないかのツアーが無かったらダメ。しかも船上撮影だからフルフレーム+望遠単焦点F1.8が「思い通りに写真が撮れるスタートライン」なので、貧乏キラーである。

東ソーはあまり撮らないので詳しくないです。他にも理由は有りますが。

 

と、いうわけで、どれも一筋縄ではいかない。

とはいえ、手が尽きたわけじゃないのが、写真の奥深い「かもしれない」ところと言えるので、今年出した写真のトクヤマ比率を下げてみた。間違っていなければ、出光x2と東ソーx1、のこりトクヤマだけど定番的な撮り方はしていない筈。

こんなんとか。

kここうこ

こんなんとかですかね。
どっちも結局ボツにしましたが。

210314Alt 没写真の解説⑤

もはや、どれ出したかよくわかんなくなってしまいました、老いの始まりのザキでございます。

”周南工場夜景”で検索くらわすと、すごく目につくオブジェクトがあると思うのですが、皆様お気づきでしょうか?

大体ですが、トクヤマの三本煙突か、セメント工場のどっちかが入っているはずです。もちろん、例外もあります。

それって、お前中の人だから、自画自賛してんじゃん?みたいなご意見あろうかと思いますが、それは違います。うちの工場が何かと「撮りやすい」理由があって、しかもそれは「あまりいいことではない」かもしれません。

いろいろ理由はあるんですが、キリよく3つ挙げるとすれば

  1. ガードが甘い
    外から丸見え。一般人が近くから見ることが出来る範囲で、隠すものもない状態。ある意味隠してないのは「ストリーキング」趣味と言われても仕方のないぐらい、清々しいぐらいに中の設備が丸見え。
  2. 設備に金掛けてない
    省エネが叫ばれるこのご時世で、水銀灯やナトリウムランプが健在のプラントは、よく言えば「カラフル」だが、逆に言えば貧乏で金掛けたくないので些末の省エネ設備投資は後回しにしているとも言える。
  3. 土地的余裕がない
    旧徳山市の中で、海岸線と山際の距離が小さいところにトクヤマの徳山工場があるので、仮にガードしてても上から「すごく」よく見える。大体そういう工場は、海を埋めて頑張って工場用地にしているので、足の踏み場(工場の建て場所)に慢性的に困っている。

以上。

悪口ではないですよ?

210310Alt 没写真の解説③

どんどん行きましょう、次の没写真です。

いつもの工場のどてっぱら狙いです。

港公園?という名前があったんですが、そのあたりです。

なんかすごいところを進んでいくとあったのですが・・・
いたって普通でした。

悪くないっちゃそうなんですが・・・

210311Alt 没写真の解説②

珍しく東ソーの写真を撮りました。

煮ても焼いても喰い難い、狙いの難しいプラントです。

何で東ソーの工場は狙いが難しいかと言えば、

  • ほとんど蛍光灯で彩りに欠ける
  • ガードが堅い(外からきれいに見える箇所が少ない)
  • なんかイヤ(インスピレーションがわかない)

この辺ですね。もう全部だめです。

ところがぎっちょん、今年は目の付け所がシャープなザキさんが、超望遠に限って言えば良い場所を見つけたのでトライしたのです。

うん、あったかい日は黒が締まらないですね。故に没。

210312Alt 没写真の解説①

なんか毎年出ている工場夜景コンテストです。
やる気があったりなかったりですが、出さなかったらうるさい人がいるんです。鬼カメラ店の専務が五月蠅いんです。

今年はかなり特殊なとこからとることが出来ました!

ずっと前から気になっていましたが、当たった試しが少ないのが定番です。ホテルサンルートの屋上ですが、まぁそれなりです。

右に車の流れ、左に「いつものあの工場」なので、悪くないんですが、いかんせんお空がドドメ色。マジックタイムなのにすべてぶち壊しです。場所はレアですが、写真はプアでした。故に没です。

200914 官能すべし滅びの美学

だったら終焉も堪能したら?と思うのです。

”何故それを持つのか?”

その哲学に基づけば、自分の買い物なんて筋書き通りのそれであり、そのプロセスの悩みなど贅沢な作業に過ぎない、と、ザキは思うのです。

要するに、モノが欲しいと思うには、必ず論理的あるいは情緒的な条件設定が発生し、それに基づき買い物をするのだから、「どれにしようかな~」なんて悩んでいるプロセスなぞ「無意味な作業」であり、なおかつ買い物が楽しいと思う人はその無意味な作業と思えるもので快感を得ている、と思う。

ザキのカメラ選びなんて、
 ・ レンズは必要に応じて替えたい
 ・ ここぞって時にミラーのバタバタが大嫌い
 ・ 起動性能第一でセンサーの大きさは程々でいい
 ・ 重さは気にしないが大きさは気にする
 ・ パナソニックが嫌いでソニーが好き
 ・ 撮りたいものはある程度全部撮りたい
という御大層な論理に基づくものである。
なので、MFTオリンパスかソニーαに落ち着くわけである。

然るに。

カミさんがワイに対して「カメラ更新していいよ♡」などと甘言をのたもうても特に必要性は感じていないので「今は、いいや」としか答えない。

ミラーのあのバタバタ感がないととか手触りやホールド感が大事とか塊魂とかペンタにこだわりがとか所有する官能とか、日常のメディアで目にすると「カメラを持つためにカメラを買うのか?」と自分に問うてしまう。人がそう思えば、気にしぃのザキは悩むのだ。

でも結局、絵筆の代わりにカメラを持つ自分には、撮りたいもののためにカメラを買うのであって。

残念ながらオリンパスがカメラを手放してしまったけど、オリンパスのために買っていたわけでもなく、オリンパスのカメラがたまたま条件に合致しただけであったので、残念な気はするけど、悲観してシステム全部手放したり、急遽マウント替えなどを検討したりする理由はないのである。

まぁ、それでも終わってしまうのであれば、カメラが壊れて使えなくなるその瞬間すら楽しんでしまってもいいのではないだろうか?

だらだら言ったけど要するに、オリンパスのカメラを使うのは合理的な理由であり手元のシステムがほぼ完成しているから、オリンパスがカメラ事業を手放しても、ザキは悲観したりじたばたせずに、手持ちのマシンが壊れるまで楽しんで使いますよっと、そういう話。

さよなら、オリンパスのカメラ

まぁ、ずいぶん時間が経ってしまいましたが、オリンパスがカメラ事業を切り離してJIPに事業譲渡しちゃうぜみたいなニュースが6月24日にございました。6月23日生まれのザキとしてはとんだ誕生日サプライズみたいなもんでしたね。

当たり前ですが、ヘビーオリンパスユーザーのザキにとっても極めて衝撃的なニュースでした。が、一方で衝撃的とは言いながら、前振りみたいなことは何度もあったわけですし、それに何よりずーっと前から赤字を垂れ流し放題みたいな感じだったわけですから、この結果は当然のことよねと、わかってたかのような感じがするワイもそこにいるわけなのでございます。

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9月も終わり

急に何を思ったのか知りませんが、
土曜日にガンプラ用のニッパーを買いに行ったついでに
手持ち花火を書いました。9月も終わろうかっちゅう
ころではありましたが。

OLYMPUS E-M1MarkII (42.5mm, f/0.95, 1/15 sec, ISO6400)
チャンスはいっぱいありましたが、結局この日が最初で最後でした。

今年も花火は何度かやったのですが、どちらかといえば
「やらされた」ことが多かったので、自分の意思で
花火やろうずwというノリだったのは日曜日が最初で
最後でしたね。

土曜日に買った花火は、すごーーーーーく持ち手部分が
長い花火でしたが、なんだかんだで写真を撮って一番
絵になったのは線香花火でした。
頑張って火花を散らして、最後は燃え尽きて落ちるその
儚さ。人生って何だろうって勝手に黄昏れさせられる
この感じが好きです、結局。