「M.Zuiko 40-150mm F2.8 Pro」タグアーカイブ

210308Alt 没写真の解説⑥

⑤で述べたように、トクヤマの徳山工場・南陽工場は初心者でも面白いぐらいにイカした写真が撮りやすいが、それには理由がある。

その理由をひっくり返して言えば、出光興産、東ソー、日鉄ステンレス、トクヤマ東工場はすごく撮りにくい。

その工場をうまく思い通りに撮ろうとすれば、

1.中に入る

堂々と中に入って撮る!もちろん捕まる。

2.山や建物に登って上から超望遠で狙う

出光だろうが東ソーだろうが、山からの超望遠ではなすすべがない。永源山公園や太華山、とおの山展望台から400~800mmのバズーカで狙えばイチコロ!でもやれるもんならやってみろ!最近クマも出るし、見えてはダメなものも見えちゃうぞ!

工場って見方によっては「城塞」みたいですよね。

3.海側から狙う

去年一昨年と工場夜景の日だけ船が出て、海から工場を狙うことが出来た。これなら山側から狙っても味気ない東ソーも、すごーく良い感じの写真が撮れる!(出光はそうでもない)
ただし、年に1回あるかないかのツアーが無かったらダメ。しかも船上撮影だからフルフレーム+望遠単焦点F1.8が「思い通りに写真が撮れるスタートライン」なので、貧乏キラーである。

東ソーはあまり撮らないので詳しくないです。他にも理由は有りますが。

 

と、いうわけで、どれも一筋縄ではいかない。

とはいえ、手が尽きたわけじゃないのが、写真の奥深い「かもしれない」ところと言えるので、今年出した写真のトクヤマ比率を下げてみた。間違っていなければ、出光x2と東ソーx1、のこりトクヤマだけど定番的な撮り方はしていない筈。

こんなんとか。

kここうこ

こんなんとかですかね。
どっちも結局ボツにしましたが。

210310Alt 没写真の解説③

どんどん行きましょう、次の没写真です。

いつもの工場のどてっぱら狙いです。

港公園?という名前があったんですが、そのあたりです。

なんかすごいところを進んでいくとあったのですが・・・
いたって普通でした。

悪くないっちゃそうなんですが・・・

200914 官能すべし滅びの美学

だったら終焉も堪能したら?と思うのです。

”何故それを持つのか?”

その哲学に基づけば、自分の買い物なんて筋書き通りのそれであり、そのプロセスの悩みなど贅沢な作業に過ぎない、と、ザキは思うのです。

要するに、モノが欲しいと思うには、必ず論理的あるいは情緒的な条件設定が発生し、それに基づき買い物をするのだから、「どれにしようかな~」なんて悩んでいるプロセスなぞ「無意味な作業」であり、なおかつ買い物が楽しいと思う人はその無意味な作業と思えるもので快感を得ている、と思う。

ザキのカメラ選びなんて、
 ・ レンズは必要に応じて替えたい
 ・ ここぞって時にミラーのバタバタが大嫌い
 ・ 起動性能第一でセンサーの大きさは程々でいい
 ・ 重さは気にしないが大きさは気にする
 ・ パナソニックが嫌いでソニーが好き
 ・ 撮りたいものはある程度全部撮りたい
という御大層な論理に基づくものである。
なので、MFTオリンパスかソニーαに落ち着くわけである。

然るに。

カミさんがワイに対して「カメラ更新していいよ♡」などと甘言をのたもうても特に必要性は感じていないので「今は、いいや」としか答えない。

ミラーのあのバタバタ感がないととか手触りやホールド感が大事とか塊魂とかペンタにこだわりがとか所有する官能とか、日常のメディアで目にすると「カメラを持つためにカメラを買うのか?」と自分に問うてしまう。人がそう思えば、気にしぃのザキは悩むのだ。

でも結局、絵筆の代わりにカメラを持つ自分には、撮りたいもののためにカメラを買うのであって。

残念ながらオリンパスがカメラを手放してしまったけど、オリンパスのために買っていたわけでもなく、オリンパスのカメラがたまたま条件に合致しただけであったので、残念な気はするけど、悲観してシステム全部手放したり、急遽マウント替えなどを検討したりする理由はないのである。

まぁ、それでも終わってしまうのであれば、カメラが壊れて使えなくなるその瞬間すら楽しんでしまってもいいのではないだろうか?

だらだら言ったけど要するに、オリンパスのカメラを使うのは合理的な理由であり手元のシステムがほぼ完成しているから、オリンパスがカメラ事業を手放しても、ザキは悲観したりじたばたせずに、手持ちのマシンが壊れるまで楽しんで使いますよっと、そういう話。